愛犬の胸のドキドキは病気信号?犬の心拍数正常値と異常時の対処法

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愛犬の胸のドキドキは病気信号?犬の心拍数正常値と異常時の対処法
愛犬の胸のドキドキは病気信号?犬の心拍数正常値と異常時の対処法
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🎵 愛犬の胸のドキドキは病気信号?犬の心拍数正常値と異常時の対処法

愛犬を撫でているとき、「いつもより胸の鼓動が速い気がする」「トクトクというリズムが不規則な気がする」と不安になった経験はないでしょうか。犬の心拍数は、体内で起きている異変をいち早く知らせる極めて重要なバイタルサインです。言葉を話せない犬だからこそ、心拍のわずかな変化が生死を分けるサインになるケースも少なくありません。

2026年現在の獣医療現場では、動物病院での診察時だけでなく「自宅での安静時バイタル測定」が心疾患や救急疾患の早期発見において決定的な役割を果たすと強く推奨されています。愛犬の心拍数の正常値(小型犬・大型犬別)から、失敗しない正確な測り方、脈が早い・遅い場合に疑われる重大疾患、そして緊急時の受診判断までを徹底解説します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:犬の心拍数の正常値は体格で大きく異なり、小型犬は1分間に80〜120回前後、大型犬は60〜100回前後が目安となる。
  • 要点2:心拍数が異常に早い(頻脈)または遅い(徐脈)状態に加え、咳・ふらつき・歯茎の変色が見られる場合は即座の受診が必要。
  • 要点3:家庭での測定は「寝ている時などの完全安静時」に行い、呼吸数とあわせて記録しておくことが最善の予防医療になる。

【体格別の基準値】犬の心拍数正常値と1分間の平均目安

犬の心拍数は、人間(成人で1分間に約60〜80回)と比べて全体的に速い傾向があります。さらに重要なのは、「体のサイズが小さいほど心拍数は多く、体が大きいほど心拍数は少なくなる」という生物学的な特徴です。まずは愛犬の体格に応じた基準値を正確に把握しておきましょう。

分類(犬種・年齢)詳細・数値データ(1分間の心拍数)一般的な基準・相場編集部の見解・評価
超小型犬・小型犬
(チワワ、トイプードル、ポメラニアン等)
80〜140回 / 分
(安静時平均:約90〜110回)
運動後や興奮時は180回近くまで上昇小型犬は僧帽弁閉鎖不全症の好発犬種が多いため、平時の「寝ている時の心拍数」の把握が必須。
中型犬
(柴犬、フレンチブル、コーギー等)
70〜120回 / 分
(安静時平均:約80〜100回)
成犬時の安定期は100回前後を推移体格差が出やすいため、個体ごとの「マイ基準値」を健康診断時に獣医師と共有しておくのが理想。
大型犬・超大型犬
(ゴールデン、ラブラドール、秋田犬等)
60〜100回 / 分
(安静時平均:約60〜80回)
人間と同等かやや速いペース拡張型心筋症や胃拡張・胃捻転症候群のリスクが高く、120回以上の頻脈が続く場合は緊急警戒。
子犬(生後6ヶ月未満)
(全犬種共通)
160〜220回 / 分
(成犬の約1.5〜2倍)
代謝が極めて活発なため高値が正常成犬の感覚で測ると「早すぎる」と驚きやすいが、生後半年〜1年をかけて徐々に成犬の数値へ落ち着く。

散歩から帰った直後や来客に興奮している時は、一時的に心拍数が跳ね上がります。健康状態を測るための真の指標は、リラックスしている時や眠っている時の「安静時心拍数」です。

【プロ直伝】自宅で失敗しない犬の心拍数・脈拍の測り方と場所

動物病院に連れて行くと、緊張や恐怖から心拍数が跳ね上がってしまう犬が少なくありません。そのため、普段の家庭環境で飼い主が正確な脈拍を測る技術を身につけておく価値は極めて高いといえます。

犬の脈拍を測る場所として最も適しているのは、「内股の付け根にある大腿動脈(だいたいどうみゃく)」です。

犬を横向きに寝かせるかリラックスして立たせた状態で、後ろ足の内側の付け根、お腹と足の境目あたりに人差し指と中指の腹を軽く当てます。皮膚を骨に向かって優しく押し当てると、リズミカルにトクトクと拍動する感覚が指先に伝わります。親指を使うと自分自身の脈を拾ってしまうため、必ず人差し指と中指を使用してください。

もし内股で脈が取りづらい場合は、犬の左前足の肘を曲げたときに胸の壁に当たる部分(左胸部)に手のひらを密着させると、直接心臓の鼓動を感じ取ることができます。

測定時間のコツは、「15秒間カウントして4倍する」または「30秒間カウントして2倍する」方法です。犬がじっとしていられる短い時間で計算することで、測定ストレスを最小限に抑えられます。

呼吸数と心拍数の違いに注意

現場で飼い主からよくある相談が、「呼吸数」と「心拍数」の混同です。呼吸数は胸やお腹が「吸って吐いて」で1回と数える息のペース(正常値は寝ている時で1分間に15〜30回程度)であり、心拍数は心臓が血液を送り出す拍動のペースです。熱い部屋でハヒハヒと浅く速い呼吸(パンティング)をしていても、必ずしも心拍数が異常値になっているとは限らないため、両者を分けてチェックする視点が欠かせません。

【危険信号】脈が早い・遅い時に疑われる原因と愛犬のSOSサイン

「いつもより明らかに鼓動が速い」「脈が極端にゆっくりで力がない」という場合、体内では何が起きているのでしょうか。頻脈(ひんみゃく)と徐脈(じょみゃく)の背景にある原因を整理します。

犬の心拍数が早い(頻脈)原因としては、日常的な興奮や運動、暑さによる体温上昇のほか、病的な要因として「発熱・脱水・強い痛み・重度の貧血・熱中症・心疾患(不整脈や心不全)」が挙げられます。特に体内で出血が起きている場合やショック状態に陥っている場合、血液循環を補おうとして心臓は猛烈なスピードで拍動します。

一方で、犬の心拍数が遅い(徐脈)症状はさらに警戒が必要です。大型犬で1分間に50回未満、小型犬で60回未満に落ち込んでいる場合、「洞不全症候群や房室ブロックなどの重度な不整脈」「甲状腺機能低下症」「アジソン病(副腎皮質機能低下症)」「低体温症」「重度の中毒」が疑われます。

脈の異常とともに以下の兆候が見られた場合は、一刻を争う危険サインです。

  • 歯茎や舌の色が白い、または紫色(チアノーゼ)になっている
  • 突然ふらついて倒れる、一瞬意識を失う(失神)
  • 横になって眠ることができず、前足を突っ張って座ったまま苦しそうに息をする(起座呼吸)
  • 安静にしているのに小刻みに震え、呼びかけへの反応が鈍い

【シニア期の注意点】老犬の心拍数の変化と心臓病の初期症状

シニア期(小型犬で10歳前後〜、大型犬で7歳前後〜)を迎えた老犬は、加齢に伴い自律神経の調整機能が衰え、心機能そのものにも構造的な変化が現れます。老犬になると一般的に心拍数はやや低下する傾向にありますが、不整脈の発生頻度は跳ね上がります。

特に日本で飼育頭数が多いキャバリア、トイプードル、チワワ、ミニチュアダックスフンドなどの小型犬種は、加齢とともに「僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)」を発症する確率が顕著に高まります。心臓の弁がうまく閉じなくなり、血液が逆流してしまう病気です。

初期の段階では外見上の変化がほとんどありませんが、心臓は低下した拍出量を補うために拍動数を増やそうとします。「以前より少し心拍数が高めの日が続いている」と感じたら、すでに初期の心不全が進行しているサインかもしれません。

夜間や早朝に「カッカッ」「ケッケッ」と何かが喉に詰まったような乾いた咳をする、散歩の途中で立ち止まることが増えたといった症状は、心肥大が気管を圧迫し始めている典型的な初期症状です。「歳のせいでおとなしくなっただけ」と見過ごさず、聴診やエコー検査を受けることが不可欠です。

【実態検証】飼い主がやりがちな誤解と現場目線で見えたリアル

日頃のバイタルチェックにおいて、多くの飼い主が陥りやすい「盲点」が存在します。現場の獣医療現場で頻繁に目にする誤解を解き明かします。

誤解1:「脈が速い・遅い」を運動直後に測ってパニックになる

ドッグランで走った後や、ごはんを前にして興奮している時に脈を測り、「心拍数が180回もある!病気かもしれない」と慌てて夜間救急に駆け込むケースがあります。健康な犬でも運動直後や極度の興奮時には一時的に200回近くまで上がります。真の健康状態を反映するのは、あくまでも「室温が適切で、愛犬が深くリラックスして寝ている時」の数値です。

誤解2:スマート首輪やウェアラブル機器の数値を過信する

近年普及が進むペット用スマート首輪やバイタルモニターは非常に便利なツールですが、被毛の厚さや装着の緩みによって誤検知(アーティファクト)が発生します。アプリの警告画面だけで一喜一憂するのではなく、必ず飼い主自身が指先で大腿動脈に触れ、実際の拍動とリズムを確認する習慣を疎かにしてはなりません。

【プロの結論】バイタル管理を今すぐ徹底すべき家庭の条件

全飼い主が毎日神経質に測る必要はありませんが、「7歳以上のシニア犬」「過去に心雑音を指摘されたことがある犬」「短頭種(パグ、ブルドッグ等)」「てんかんや甲状腺疾患の既往がある犬」と暮らしている家庭は、週に2〜3回の安静時心拍数・呼吸数の記録を今すぐ習慣化すべきです。これだけで、肺水腫などの急性増悪による命の危機を事前に察知できる確率が格段に上がります。

【緊急度別】心拍数異常を発見したときの正しい対処法

もし愛犬の心拍数に明らかな異常を感じた場合、どのように行動すべきでしょうか。状況に応じた行動フローを頭に入れておきましょう。

【緊急レベル:最高(今すぐ夜間・救急病院へ)】
心拍数の激増・激減に加え、意識が朦朧としている、舌が青白い、呼吸困難を起こしている場合は、電話で状況と到着予定時刻を病院へ伝えながら直ちに移動してください。移動中は体を無理に動かさず、頭を少し高くして気道を確保し、毛布などで適切に保温(熱中症が疑われる場合は冷却)を行います。

【要受診レベル:中(当日または翌朝にかかりつけ医へ)】
元気や食欲はあるものの、寝ている時の心拍数が平時より20〜30%以上高い状態が丸一日続いている場合や、時折脈が不規則に抜ける(不整脈)感覚がある場合です。この段階で受診できれば、早期の投薬管理によって重症化を未然に防ぐことができます。

受診時には、「異常を感じた時の様子の動画」「直近の測定記録(日時・心拍数・呼吸数)」を持参してください。病院の診察台の上では緊張で心拍が乱れるため、自宅でのリラックスした状態の記録が獣医師にとって最も価値のある診断材料になります。

【犬 心拍 数】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:犬の心拍数は寝ている時に遅くなるのは普通ですか?
A1:はい、正常な生理現象です。睡眠時は副交感神経が優位になるため、覚醒時と比べて心拍数は20〜30%ほど低下します。規則正しいリズムで穏やかに打っており、呼吸が苦しそうでなければ心配ありません。ただし、体を揺さぶっても起きないほど反応が鈍い極端な徐脈の場合は異常を疑ってください。

Q2:呼吸数と心拍数は自宅ではどちらを優先して測るべきですか?
A2:心臓病の初期発見や悪化予防には、まず「寝ている時の安静時呼吸数」の測定が最も推奨されます。体に触れずに目視やスマホのタイマーだけで測れるため、愛犬を起こす心配がありません。呼吸数が1分間に30回を超えて増加傾向にある時に、あわせて内股で心拍数を確認するのが最も実用的なアプローチです。

Q3:心臓のリズムが早くなったり遅くなったり波があるのは病気ですか?
A3:息を吸う時に心拍が速くなり、吐く時に遅くなる現象は「呼吸性不整脈(呼吸性洞性不整脈)」と呼ばれ、犬にとっては極めて健康で正常な状態です。迷走神経がしっかり機能している証拠でもあります。一方、呼吸のリズムと関係なく不規則に脈が飛んだり乱れたりする場合は、病的要因の可能性があります。

Q4:大型犬と小型犬でどうして心拍数の基準値がこれほど違うのですか?
A4:動物は体重あたりの体表面積の割合(体表面積比)が小さい大型種ほど、体温が逃げにくく基礎代謝率が低くなります。反対に超小型犬は体重に対して体表面積が大きいため体熱が逃げやすく、高い代謝を維持するために心臓を速く動かして血液を全身に循環させる必要があります。これはネズミの心拍数が極めて速く、ゾウの心拍数が極めて遅いことと同じ生物学的理由によるものです。

まとめ:愛犬の命を守る毎日の「安静時バイタル」習慣

愛犬の心拍数は、言葉なき家族が発する最も純粋で嘘のない健康のメッセージです。小型犬で80〜120回、大型犬で60〜100回という大枠の基準値は存在しますが、何よりも重要なのは「その子自身の普段の平熱ならぬ平脈」を知っておくことに尽きます。

愛犬が膝の上で気持ちよさそうに眠っているとき、優しく内股やお胸に手を添えてみてください。日頃からその穏やかなリズムを指先で覚えておくことこそが、万が一の異変を水際で食い止め、かけがえのない命を守る確かな防波堤となります。 (出典: 犬 心拍 数(Yahoo!ニュース)

犬 心拍 数
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